先日、観劇レポを落としたオセロー 。
ほんと、東京在住だったら毎日でも行っていた気がする…それぐらい、WEST担としては神ちゃんの演技がとにかく素敵すぎて、終わってからも毎日イアーゴーのことを考えています。
と、同時に舞台そのものやオセローという作品自体についてもいろいろと思うことがあり、やっとこさ本を読み終わったので(河合さんのやつではないけれど)、このタイミングでまたポツポツ色々と落としていきたいと思います。
この作品の大きなキーワードといえば"嫉妬"だと理解しているんですけど、そういった意味で今回の異種混合的なキャスティングはすごく面白かった気がします。
神山さん自体は他人に嫉妬するタイプではない(と本人が語っていた)と思うんですけど、ジャニーズタレントを応援していると、個人的にファンとして少なからず負い目ではないけれど、そういうものを感じることも多くて。
それこそこういった外部舞台の際には、ジャニーズだというだけで本人が批判的に見られやしないか、私たちファンは目障りと思われるのではないか、とヒヤヒヤしながら観劇する節もあり。。
けれど、今回は特にあらゆるジャンルの人たちが同じ舞台上で、各々のスキルを発揮しながら役を演じていた。
そこに関して、作品のテーマとも通ずるような雰囲気を感じて、楽しかったです。
それから、イアーゴーは25歳、ロダリーゴー25歳、キャシオー29歳、エミーリア33歳、ビアンカ23歳…これだけ若いキャストが、中村芝翫さんや檀れいさんとシェイクスピア作品で同じ板の上で対等に(役の上でという意味で)演技をするというのも、これはなかなか貴重なものを観たのではないかと思っています。
そこに新訳の口語の台詞がよく合っていたので、全体的に若いと言われているキャスティングですけど、私はよかったんじゃないかと思います。
池田純矢さん。
舞台を数々こなし、そして自身も脚本や演出を手がけることもあって、さすがのお芝居と台詞の聞き取りやすさだったと思います。
おバカなんだけど愛すべきロダリーゴーの演技を、とにかく台詞がない時にも細やかにしてらっしゃって、舞台の情景も本人の心情の移り変わりもとにかく丁寧で、舞台を客観視しながら演じられる人なんだろうと思いました。
いやー同い年にこんな方がいらっしゃるなんて、もっと早く知りたかった!(目にしたことはあるけどお名前までは一致していなかったので…)
あの華奢な身体で堂本光一ばりの階段落ちを毎公演やってらっしゃるのもすごい。。
石黒英雄さんといえば、ばどちゃんとのごくせんですよねー!
舞台もされるのだなあ~やっぱりテレビで見る俳優さんたちもこうして生のお芝居に挑戦しておられるのだなあ。すごいなあ。
流星さんに喋り方と声似てない??
となると流星さんのキャシオーも観たくなる…
イケイケの若者を、憎らしいのに憎めない絶妙な魅力で見事に演じられていました。
ビアンカとのシーンの色気たるや…!下手二階から見たとき、ビアンカのお尻を撫でているのを見てしまい、ぴぇーと思いました、、キャシオーまじ、、色男、、
前田亜季さんが素敵すぎてびっくりした!
いや元から素敵なんだけど!
まず台詞がめちゃくちゃ聞き取りやすい。
そして、エミーリアの立ち位置的に、引くところと出すところがすごく重要だと思うんですけど、ちゃんと引くところは引いて、デズデモーナと2人のシーンや最後に告白するシーンになると一転、畳み掛けて一気に引きつける。
原作を読んだだけでは分からなかったエミーリアの心境も(というのもハンカチをイアーゴーに渡しておきながら2人を責めるので多少なんでやねん感がある…)、亜季ちゃんのお芝居を観ると、少なくとも、色々と思いながらもイアーゴーに寄り添い、いつでもただまっすぐに思い行動している人物像が浮かび上がってきて、憎めなかった。
エミーリアが絡むシーンがとにかく好き。
ビアンカ演じる河合宥季さんはねー!
私が観たときは22歳かな?
見えない!大人の女性の色気でしかない!
いや本人はもはや女性ですらないんだけど!
いやーすごいなあ。女方。すごいなあ。
逸材ってこういう人のことを言うんでしょうね。
見た人みんなビアンカ好きでしょ。
たまらんもんな。わかる。
アンサンブルでもちょいちょい出てたみたいなんですけどなんせ二回観ただけでは最初の未亡人しかわからず。。
いやー凄いわ。文ちゃんも出演する犬神家にも出られるみたいで、行ってみたいやんかー
そして神山さんの演技は、今までの舞台で一番といっていいくらいの気迫と、彼の憑依型の演技が合っていて、本当に良かったと思った。
いや今までもすごかったんですけどね。最高を更新し続ける神ちゃん。。
メインキャストで河合さんの次に若いのかな?
きっと、ほかのアイドル業もしながらのこの役は、本人にはすごく負担の大きいものだったと思うけど、これでまた彼の表現方法の幅が広がるんじゃないかなと思います。
台詞の聞き取りやすさはさすが。だけど、これも今まで以上に良かった。
神ちゃんの演技力に加えて、その真面目な性格と集中力の高さは、きっと事務所も評価してくているからこそのキャスティングだったんだろうなと、実際に観て改めて思いました。
舞台のお芝居はいよいよ文句なしになってきたと思うので、あとは映像のお芝居が、もう少し自然になればもう敵なしだと思います。
ドラマも良いんですけど、舞台演技感がどうしても強いので、寮フェスやSHARKあたりのフラットさが一番映像作品には合っていたかなと思い。今の演技力にその良い意味での軽さがつながれば。そこ使い分けられたらもう最強ですよね。
そして、ここで吸収したことを、ほかのジャニーズWESTメンバーにも還元してほしいな。観劇した人はきっと、感じ取っているだろうけど。
アンサンブルの方々にも、若い人も多く出られていて、荒さと熱さのバランスが個人的にはプラスに働いていて良かったと思いました。
芝翫さんや檀さんのお芝居については、もうなんか、私の拙い言葉では言い表せないので…(すでに上記ですら言い表せてないけど)
お芝居の経験を重ねてらっしゃる方はさすがとしか。息をするようにお芝居をされていて。
観れてよかったと、ただただ思いました。
それから、やっぱ女としてはデズデモーナとエミーリアのシーンが好きで。
原作も読みましたけど、女は400年も前から同じようなことに悩みもがいているんだなと。。
旦那のためなら出来る限りの事はしたい、でも女にも感情があって同じように心痛んだり狂ったりすることを男は知るべき、ってこれ2018年でもまだ間に合うから全男性に伝えるべきでは??
シェイクスピアが一体どこまでそういうことを訴え的に思って書いたかは知りませんけど、女としては苦しみながらも共感できるワンシーンでした。エミーリアが実際にはハンカチのことをデズデモーナ黙っていたり、世界が手に入るなら不義の1つや2つをするという、発言のちぐはぐ感も込みで。
一方、少し引っかかることもあり。。
ポスター発表の時から思っていたのですけど、オセローの黒塗り。
たしかに、設定的にもストーリー的にもオセローがムーア人であることは大切な要素ではあるんですけど、実際に黒塗りする必要はあったのか?
わたしはこのオセローしか知らないので、こんなもんなのかと思っていたんですけれど、他の観劇慣れしている方たちの中にも同じようなことが書かれている方がいて、必ずしもそうではないのだなと思いました。
それが同じ所以かはわかりませんが…
というのも、これは個人的な見解なんですけど、他の登場人物も全員、ヨーロッパの人間を日本人が演じているわけであり、セリフも全てが日本語であり、そういう意味では同じ条件のオセローだけを黒塗りにして演じる意味は果たしてあったのだろうかと思いまして。
わかりやすい、ということであるのなら、果たしてその意図と手段は、このキャスト・スタッフのオセローを上演するにあたって本当に必要なことであったのだろうか、疑問に思ったのでした。
小人の役者さんも出演しており(これも蜷川組イズムだそうで)、ならば尚更、このメイクはなくてもよかったのではないか?と。
むしろ無い方がよかったかも。最初は混乱する人もいるかも知れないけど、進めばたぶんそんなことは気にならないくらいの芝翫さんの演技だと思うので。
そうなってくると、じゃあ衣装はどうなんだ、ヘアメイクどうなんだ…と思っていて、まあ出口のない疑問の数々が溢れてくるんですけど、別に今回の黒塗りが悪いとかそういうことではなくて、単純に意図があってのものなのか、そうではないのかが気になったのでした。
何事も過剰に反応しすぎるのは逆に良くないし、考え方によってはあえて塗らないことの方がどうなんだという思いもあるのですけど、少し気になったので。
こればかりは答えが見つかりません。
まあ、大切なのは答えを出すこと以上にこういった意見が複数あることかなと思うので、単に自分用の記録として書かせていただきました。
何事も、ハッキリさせることばかりが正しい行動というわけではないので。
とにもかくにも、今回のオセロー観劇は、普段あまり舞台を観る機会がない自分にとって、確実に財産になるなあと思いました。
舞台仕事ばかりが増えて、リリースが滞ったりコンサートが組まれなくなったりするまでになったらちょっと、、ですけど、これからも適度にジャニーズWESTには生のお芝居をしていってほしいなと思います。
してる方だけどね!
しかも暖かくて最高の座組で…素敵…
ほんと、東京在住だったら毎日でも行っていた気がする…それぐらい、WEST担としては神ちゃんの演技がとにかく素敵すぎて、終わってからも毎日イアーゴーのことを考えています。
と、同時に舞台そのものやオセローという作品自体についてもいろいろと思うことがあり、やっとこさ本を読み終わったので(河合さんのやつではないけれど)、このタイミングでまたポツポツ色々と落としていきたいと思います。
この作品の大きなキーワードといえば"嫉妬"だと理解しているんですけど、そういった意味で今回の異種混合的なキャスティングはすごく面白かった気がします。
神山さん自体は他人に嫉妬するタイプではない(と本人が語っていた)と思うんですけど、ジャニーズタレントを応援していると、個人的にファンとして少なからず負い目ではないけれど、そういうものを感じることも多くて。
それこそこういった外部舞台の際には、ジャニーズだというだけで本人が批判的に見られやしないか、私たちファンは目障りと思われるのではないか、とヒヤヒヤしながら観劇する節もあり。。
けれど、今回は特にあらゆるジャンルの人たちが同じ舞台上で、各々のスキルを発揮しながら役を演じていた。
そこに関して、作品のテーマとも通ずるような雰囲気を感じて、楽しかったです。
それから、イアーゴーは25歳、ロダリーゴー25歳、キャシオー29歳、エミーリア33歳、ビアンカ23歳…これだけ若いキャストが、中村芝翫さんや檀れいさんとシェイクスピア作品で同じ板の上で対等に(役の上でという意味で)演技をするというのも、これはなかなか貴重なものを観たのではないかと思っています。
そこに新訳の口語の台詞がよく合っていたので、全体的に若いと言われているキャスティングですけど、私はよかったんじゃないかと思います。
池田純矢さん。
舞台を数々こなし、そして自身も脚本や演出を手がけることもあって、さすがのお芝居と台詞の聞き取りやすさだったと思います。
おバカなんだけど愛すべきロダリーゴーの演技を、とにかく台詞がない時にも細やかにしてらっしゃって、舞台の情景も本人の心情の移り変わりもとにかく丁寧で、舞台を客観視しながら演じられる人なんだろうと思いました。
いやー同い年にこんな方がいらっしゃるなんて、もっと早く知りたかった!(目にしたことはあるけどお名前までは一致していなかったので…)
あの華奢な身体で堂本光一ばりの階段落ちを毎公演やってらっしゃるのもすごい。。
石黒英雄さんといえば、ばどちゃんとのごくせんですよねー!
舞台もされるのだなあ~やっぱりテレビで見る俳優さんたちもこうして生のお芝居に挑戦しておられるのだなあ。すごいなあ。
流星さんに喋り方と声似てない??
となると流星さんのキャシオーも観たくなる…
イケイケの若者を、憎らしいのに憎めない絶妙な魅力で見事に演じられていました。
ビアンカとのシーンの色気たるや…!下手二階から見たとき、ビアンカのお尻を撫でているのを見てしまい、ぴぇーと思いました、、キャシオーまじ、、色男、、
前田亜季さんが素敵すぎてびっくりした!
いや元から素敵なんだけど!
まず台詞がめちゃくちゃ聞き取りやすい。
そして、エミーリアの立ち位置的に、引くところと出すところがすごく重要だと思うんですけど、ちゃんと引くところは引いて、デズデモーナと2人のシーンや最後に告白するシーンになると一転、畳み掛けて一気に引きつける。
原作を読んだだけでは分からなかったエミーリアの心境も(というのもハンカチをイアーゴーに渡しておきながら2人を責めるので多少なんでやねん感がある…)、亜季ちゃんのお芝居を観ると、少なくとも、色々と思いながらもイアーゴーに寄り添い、いつでもただまっすぐに思い行動している人物像が浮かび上がってきて、憎めなかった。
エミーリアが絡むシーンがとにかく好き。
ビアンカ演じる河合宥季さんはねー!
私が観たときは22歳かな?
見えない!大人の女性の色気でしかない!
いや本人はもはや女性ですらないんだけど!
いやーすごいなあ。女方。すごいなあ。
逸材ってこういう人のことを言うんでしょうね。
見た人みんなビアンカ好きでしょ。
たまらんもんな。わかる。
アンサンブルでもちょいちょい出てたみたいなんですけどなんせ二回観ただけでは最初の未亡人しかわからず。。
いやー凄いわ。文ちゃんも出演する犬神家にも出られるみたいで、行ってみたいやんかー
そして神山さんの演技は、今までの舞台で一番といっていいくらいの気迫と、彼の憑依型の演技が合っていて、本当に良かったと思った。
いや今までもすごかったんですけどね。最高を更新し続ける神ちゃん。。
メインキャストで河合さんの次に若いのかな?
きっと、ほかのアイドル業もしながらのこの役は、本人にはすごく負担の大きいものだったと思うけど、これでまた彼の表現方法の幅が広がるんじゃないかなと思います。
台詞の聞き取りやすさはさすが。だけど、これも今まで以上に良かった。
神ちゃんの演技力に加えて、その真面目な性格と集中力の高さは、きっと事務所も評価してくているからこそのキャスティングだったんだろうなと、実際に観て改めて思いました。
舞台のお芝居はいよいよ文句なしになってきたと思うので、あとは映像のお芝居が、もう少し自然になればもう敵なしだと思います。
ドラマも良いんですけど、舞台演技感がどうしても強いので、寮フェスやSHARKあたりのフラットさが一番映像作品には合っていたかなと思い。今の演技力にその良い意味での軽さがつながれば。そこ使い分けられたらもう最強ですよね。
そして、ここで吸収したことを、ほかのジャニーズWESTメンバーにも還元してほしいな。観劇した人はきっと、感じ取っているだろうけど。
アンサンブルの方々にも、若い人も多く出られていて、荒さと熱さのバランスが個人的にはプラスに働いていて良かったと思いました。
芝翫さんや檀さんのお芝居については、もうなんか、私の拙い言葉では言い表せないので…(すでに上記ですら言い表せてないけど)
お芝居の経験を重ねてらっしゃる方はさすがとしか。息をするようにお芝居をされていて。
観れてよかったと、ただただ思いました。
それから、やっぱ女としてはデズデモーナとエミーリアのシーンが好きで。
原作も読みましたけど、女は400年も前から同じようなことに悩みもがいているんだなと。。
旦那のためなら出来る限りの事はしたい、でも女にも感情があって同じように心痛んだり狂ったりすることを男は知るべき、ってこれ2018年でもまだ間に合うから全男性に伝えるべきでは??
シェイクスピアが一体どこまでそういうことを訴え的に思って書いたかは知りませんけど、女としては苦しみながらも共感できるワンシーンでした。エミーリアが実際にはハンカチのことをデズデモーナ黙っていたり、世界が手に入るなら不義の1つや2つをするという、発言のちぐはぐ感も込みで。
一方、少し引っかかることもあり。。
ポスター発表の時から思っていたのですけど、オセローの黒塗り。
たしかに、設定的にもストーリー的にもオセローがムーア人であることは大切な要素ではあるんですけど、実際に黒塗りする必要はあったのか?
わたしはこのオセローしか知らないので、こんなもんなのかと思っていたんですけれど、他の観劇慣れしている方たちの中にも同じようなことが書かれている方がいて、必ずしもそうではないのだなと思いました。
それが同じ所以かはわかりませんが…
というのも、これは個人的な見解なんですけど、他の登場人物も全員、ヨーロッパの人間を日本人が演じているわけであり、セリフも全てが日本語であり、そういう意味では同じ条件のオセローだけを黒塗りにして演じる意味は果たしてあったのだろうかと思いまして。
わかりやすい、ということであるのなら、果たしてその意図と手段は、このキャスト・スタッフのオセローを上演するにあたって本当に必要なことであったのだろうか、疑問に思ったのでした。
小人の役者さんも出演しており(これも蜷川組イズムだそうで)、ならば尚更、このメイクはなくてもよかったのではないか?と。
むしろ無い方がよかったかも。最初は混乱する人もいるかも知れないけど、進めばたぶんそんなことは気にならないくらいの芝翫さんの演技だと思うので。
そうなってくると、じゃあ衣装はどうなんだ、ヘアメイクどうなんだ…と思っていて、まあ出口のない疑問の数々が溢れてくるんですけど、別に今回の黒塗りが悪いとかそういうことではなくて、単純に意図があってのものなのか、そうではないのかが気になったのでした。
何事も過剰に反応しすぎるのは逆に良くないし、考え方によってはあえて塗らないことの方がどうなんだという思いもあるのですけど、少し気になったので。
こればかりは答えが見つかりません。
まあ、大切なのは答えを出すこと以上にこういった意見が複数あることかなと思うので、単に自分用の記録として書かせていただきました。
何事も、ハッキリさせることばかりが正しい行動というわけではないので。
とにもかくにも、今回のオセロー観劇は、普段あまり舞台を観る機会がない自分にとって、確実に財産になるなあと思いました。
舞台仕事ばかりが増えて、リリースが滞ったりコンサートが組まれなくなったりするまでになったらちょっと、、ですけど、これからも適度にジャニーズWESTには生のお芝居をしていってほしいなと思います。
してる方だけどね!
しかも暖かくて最高の座組で…素敵…
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